「洗濯機が洗いやすすぎはちゃんと動くのに、いざ脱水になると回転しなくて…。モーター音はしてるっぽいんですけど、実際には洗濯槽が全然回らないんです。ビシャビシャのまま放置されて、結局手で搾るしかなくて…。Repair-zさん、こんな状態でも直せるんでしょうか？ 毎日こんなじゃやってられなくて困ってます…！」
「脱水時に回らないのは大変ですね。いちいち手で水分を絞るのは、家事の負担が大きすぎます。大丈夫、脱水が回らない原因はベルトの緩みやクラッチ・ブレーキ部の故障など、いくつかパターンがありますが、しっかりチェックすれば修理できる可能性が高いですよ！ すぐにスケジュールを確認して本日中に伺いますのでお待ちください。早めに回転を復活させましょう！」
1. 脱水が回らない洗濯機…家事負担が跳ね上がる深刻トラブル
洗濯機は洗い・すすぎ・脱水の3工程があってこそ威力を発揮しますが、肝心の脱水が回らないとなると衣類は常に水分を含んだまま…。家事効率は極端に悪くなり、手搾りや部屋干し時間が増えるなど、生活を圧迫します。とくに家族の多い家庭や毎日大量の洗濯物が出る家庭にとっては、まさに死活問題。
今回は**トップロード式（上開き型）**をメインとした「脱水が回らない」トラブルを例に挙げ、実際に困っていたT様の事例をもとに原因と解決方法を詳しく紹介します。洗濯槽が止まったまま…という状況でお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください❗️
2. 脱水が回らない主な原因
トップロード式の脱水工程は、モーターがベルトやクラッチを介して洗濯槽を高速回転させる仕組みです。もし回らないとき、以下のような原因が想定されます。
- ベルトの緩み・切れ
- モーターと洗濯槽をつなぐベルトが劣化し、スリップして回転力が伝わらない
- 極端に摩耗していると途中で切れるケースも
- クラッチ（ブレーキ）やパルセーターの故障
- 上開きの洗濯機は洗い工程と脱水工程でギアやクラッチ機構を切り替える
- ここが固着・破損すると脱水時に回転モードへ移行できない
- フタスイッチの異常
- 脱水時にフタを開けると安全上ロックが作動し回らない
- フタが閉じていてもセンサーが反応していないと「フタ開」と判定し回転しない
- 排水不良による安全停止
- 脱水前に排水が終わらない → 水が残っている → 安全のために脱水回転を開始しない
- ホース詰まりや排水ポンプ故障で途中停止
- モーターの故障・焼き付き
- 洗い工程は低速・短時間、脱水は高速・負荷が大きい
- モーターが高負荷時に回れず止まる、異音が出る等の症状
- 基板やリレーの誤作動
- 脱水工程の信号が出ず、洗濯機が「何もしない」状態
- 途中でエラーになったり、一切回転が始まらない
T様は「洗いはできるのに脱水だけ回らない」というので、モーターは生きているがクラッチ・ベルト・フタスイッチなどが怪しい…という仮説を持ちながら、Repair-zは現地調査に取り掛かりました。
3. T様宅での現地調査：クラッチ部とベルトにダメージ発見
3-1. フタスイッチチェック：正常
Repair-zスタッフがまず行ったのはフタの安全スイッチの点検。フタを開閉し、テスターで通電を測定したところ、特に問題なし。きちんと閉じるとスイッチがオンになることを確認。
3-2. ベルトの状態：やや緩みと摩耗
洗濯機の下部カバーを外し、モーターと洗濯槽を繋ぐベルトを確認すると、亀裂や切れはないものの、摩擦面がかなり磨り減り緩んでいました。これでは脱水時の大きな負荷に対して滑って力を伝えられない可能性が高い…。
3-3. クラッチ・ブレーキ機構：動きが硬い
さらにクラッチユニットを点検すると、金属部品にサビが生じ、スプリングやブレーキシューがうまく可動していない。洗い工程から脱水工程に切り替わる際、このクラッチがスムーズに噛み合わず脱水回転へ移行できていない模様。
- 一部サビや固着で、レバーが動きづらく回転が始まらない
3-4. 排水ポンプ問題はなし
同時に、排水系統も軽くチェック。スムーズに排水されており、水が残ることはなさそう。モーター自体も洗い時には回っているわけで、モーター焼き付きの可能性は低いと判断。
総合結論：
- ベルト摩耗・緩みによって回転力が伝わりにくい
- クラッチ部のサビ・固着で脱水モードに切り替わらず、結果として洗濯槽が回らない
4. 解決策：ベルト交換＆クラッチユニット補修・交換
4-1. ベルト交換
摩耗が進んだベルトは修理ではなく、新品交換が望ましい。
- 古いベルトを外し、プーリー（モーター側・洗濯槽側）を軽く清掃
- 交換用のベルトをはめ込み、張り具合を調整（テンションが適正になるよう）
- 手で回してみてスムーズに回転するか確認
4-2. クラッチ・ブレーキの補修または部品交換
次に、クラッチユニットを分解し、サビ・汚れを取り除く。
- 軸受けやレバーに固着した錆をブラシや防錆剤で除去
- もし部品自体が削れて壊れていれば交換
- ブレーキシューやスプリングが劣化していれば新品に切り替え
- 組み立て時にグリスを適量注し、動きがスムーズかテスト
今回T様の洗濯機は、スプリングとブレーキシューが傷んでいたため交換を提案。クラッチ全体を取り寄せるよりも、部分部品の交換で済む場合は費用を抑えられるが、ユニットまるごと交換に比べて若干時間はかかる。
4-3. 動作テスト：脱水回転の確認
修理後、空の状態や少量の衣類で試運転。
- 洗い工程→すすぎ工程→脱水工程に移る
- 脱水時、モーター駆動で洗濯槽が高速回転するかチェック
- 雑音や振動が大きくないかを確認
無事に高速回転が復活し、エラーもなく問題なし。タオル類も手で触ってみると、ほぼ水分が絞られずに済むレベルの脱水力を確認でき、作業完了となりました。
5. 修理費・所要時間：T様のケース
5-1. 作業内容
- ベルト交換
- クラッチ（ブレーキ・スプリング）部品の補修・交換
- 動作テスト
5-2. 所要時間
3～4時間程度。クラッチユニットを細かく分解するかまるごと交換かによって多少変動。部品在庫があれば1日で済む事例がほとんど。
5-3. 費用相場
- ベルト交換：数百～2,000円程度（機種による）＋工賃
- クラッチ部品：数千円～1万円程度（交換点数次第）＋工賃
- 合計で1万5,000円～2万円前後が目安
T様の場合、約1万8,000円で完了。「買い替えたら5万円以上かかると思っていたので、修理で済むなら断然お得」と喜んでいただけました。
6. T様の感想：「脱水が再び回り出して本当に助かりました！」
修理完了後、何度か洗濯を試したT様から「今までみたいに洗濯槽が空回りのモーター音だけじゃなく、ちゃんとぐんぐん回ってるのが気持ちいいです！」と嬉しい声が届きました。
- 手搾りの手間がなくなり、タオルも時短で干せるようになった
- 家族全員分の洗濯物もスムーズに処理できるようになり、「やっと普通の生活に戻った…」と安堵の様子
特に「こんなところにサビや固着があるなんて思わなかった」「ベルトがこんなに摩耗してたのね…」という発見があり、見えない部分の劣化に驚かれた模様。「これからは異音や動きの変化を感じたらすぐ依頼しよう」と決意されたそうです。
7. 脱水が回らないまま放置すると起こるリスク
脱水が機能せず放置していると、家事効率の低下だけでなく様々な不都合が発生します。
- 衣類が乾きにくく、悪臭・カビリスク
- 水分を多く含んだまま干す → 乾きに時間がかかり生乾き臭・雑菌繁殖
- 衣類の痛みや色落ちも加速
- モーターやクラッチへの負荷増大
- 本来なら回るはずの脱水を何度も再試行 → モーターが余計に過熱
- クラッチが固着したまま無理に動かそうとして、さらなる破損に繋がる
- 水道代や時間のロス
- すすぎと脱水を何度かやり直しても根本的に直らず無駄がかさむ
- 手搾りの手間・労力も増え、日々の生活ストレス大
- 買い替えを検討する羽目にも
- 放置して動きが悪化 → 修理費用の高騰or他の部品も巻き添え故障
- まだ使える年式でも早期買い替えを迫られるリスク
- 家族の衣類事情に悪影響
- 通勤や通学で必要な服・制服がしっかり脱水されず、乾かず間に合わない
- 家族トラブルやストレスの原因に
以上の点から、脱水が回らない症状は放置せず早めに修理に出すのが得策です。
8. 脱水機能を予防的に維持するコツ
8-1. 洗濯物の詰め込み過ぎを避ける
容量オーバーになると、モーターやクラッチに大きな負荷がかかり、脱水に失敗しやすい。家族の多い家庭でも、洗濯機の定格を守るのは大前提。
8-2. 糸くずフィルターと排水口の定期掃除
排水が滞ると脱水に移行するタイミングが狂い、回転しないまま停止してしまうケースも。月1回でもフィルターや排水口をチェックして糸くず・髪の毛などを除去するだけでトラブルを抑止可能。
8-3. ベルト駆動機種は異音を早期発見
上開き洗濯機のギア音やベルトのキュルキュル音など、普段と違う音がするなら早めに点検を依頼。ベルトの緩み・劣化が判明すれば交換して故障拡大を防げる。
8-4. フタを乱暴に扱わない
フタセンサーは脱水時に重要な役割を果たす。乱雑に扱うとセンサーがゆがんだり、ブレーキ機構に衝撃が加わったりして、結果的に脱水不良の原因になることもある。
8-5. 年式が古くなったら定期メンテナンス
5～7年使用した洗濯機なら、年に1回程度の専門点検やクリーニングを検討。内部部品の摩耗状態を見てもらえば、突如の大故障を未然に防ぐことができます。
9. よくあるQ&A：脱水が回らないときに関する疑問
Q1. 脱水前に洗濯槽から変な焦げ臭がするのはなんで？
A1. ベルトが滑って摩擦熱を発しているか、モーターが過熱して焼けているかもしれません。かなり危険な兆候なので、即電源を切り、専門業者に見てもらいましょう。
Q2. 途中で洗いから脱水へ移るとき、「バタン」など大きな音がするけど大丈夫？
A2. クラッチやギア切り替えの音である場合が多いですが、普段より異常に大きい衝撃音がするなら点検を推奨。破損しかけのパーツがあるかもしれません。
Q3. ベルトの交換って自分でできる？
A3. 底板を外してモーターとプーリーにかける単純な構造なら、DIY可能な機種もあります。ただしテンション調整や安全面の問題があるので、失敗するリスクを考えれば専門業者に任せる方が確実です。
Q4. ドラム式でもベルトがあるの？
A4. ドラム式もベルト駆動のモデルがあります。ヒートポンプやモーターをベルトで繋ぐタイプもあり、脱水回転に支障が出ることがあります。ただし構造が複雑なため、分解修理はさらに難易度が高いです。
Q5. 一度脱水ができなくなったら、もう買い替えを検討すべき？
A5. 年式や使用状況によりけり。5～6年程度なら修理コストが安く抑えられることが多いし、10年を超えていれば買い替えが賢明な場合も。まずは業者に見てもらい、見積りの上で判断するのが得策です。
10. まとめ：脱水が回らない洗濯機もRepair-zがスムーズ復活❗️
脱水が始まらない、途中で止まる、全然回らない――こうした症状はトップロード式洗濯機の代表的な故障の一つ。ベルト・クラッチ・フタセンサーといったパーツがトラブルを起こしやすく、素人目にはどこが原因か特定しにくいものです。しかし、正しく点検・修理すればまだまだ使い続けられるケースが大半。
Repair-zなら：
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