
「エアコンをつけても、なんだか風が弱くて全然涼しくならないんです…。リモコンの設定温度を18℃に下げてみても、部屋がムワッとしたままで…。フィルター掃除はしたんですけど、効果がないようで…。Repair-zさん、すぐに見てもらえますか?」

「かしこまりました。フィルターや冷媒などを点検するのはもちろん、室内機のファンやモーター部分がきちんと回っているかもチェックいたしますね。風が弱いままだと暑さがこもって大変だと思うので、急いで対応いたします!」
1. 冷房が弱い、ほとんど風が出ない…それ、室内機ブロワーモーターの故障かも?
暑い季節、エアコンが“冷えない”トラブルはさまざまな原因で発生しますが、**室内機のファン(ブロワーモーター)**が正常に回らないせいで冷たい風が出ないケースも珍しくありません。エアコンの冷媒やコンプレッサーがきちんと働いていても、風を送るファンが動いていないと“冷たい風”は室内に届かないのです。
今回ご紹介するのは、実際に「Repair-z」に寄せられたお悩みの中から、**“室内機のファンモーター故障”**によって冷房能力がほとんど発揮されなかったM様の事例。
- フィルター掃除をしても効果ゼロ
- 冷媒ガス漏れではなさそう
- 室外機は稼働しているのに室内が全然涼しくならない
このような症状でお困りの方は、室内機ファンの不具合を疑ってみる価値があります。この記事では、修理の流れ・費用目安・点検ポイントなど、具体的なプロセスを詳しく解説します。
2. まずは整理:エアコンが冷えない原因の代表例
エアコンが効かず、「なんで部屋が冷えないの?」と疑問に思うとき、主に考えられる要因は以下のとおりです。検索上位の情報やRepair-zのデータベースを照らし合わせると、こういったカテゴリに分類されます。
- フィルターや熱交換器の汚れ
- ホコリの詰まりやカビ繁殖で風がうまく通らない
- こまめな掃除で改善する場合が多い
- 冷媒ガス漏れ・不足
- 配管や接合部の劣化などでガスが抜ける
- ガス圧が低下し、冷却能力が大幅に落ちる
- 室外機の故障や周囲の環境不備
- ファンモーターの故障、通気スペース不足
- 室外機が熱を放出できず冷えない
- センサーや基板のトラブル
- 実際の温度を誤認し、冷房が正しく制御されない
- 設定温度やリモコンに対する反応が不安定
- コンプレッサーの故障
- 冷媒を圧縮できず、冷却サイクル自体が機能低下
- 焼き付きなどの深刻な故障で買い替え検討のケースも
- 室内機のファン(ブロワーモーター)の不具合
- モーターやファンブレードが動いていないため風量不足
- せっかく冷却しても、冷気が室内に送られない
M様はフィルター掃除をしたものの症状が改善せず、室外機も一見問題なさそうだということで、室内機の構造を詳しく調べることになりました。
3. M様宅のケース:症状と簡易点検で判明したこと
3-1. 相談時の状況
M様は在宅勤務中心で、長時間エアコンをつけっぱなしにする日が続いていたそうです。**初期症状としては「風量が弱い」**ということで、同じ設定温度でも部屋が前ほど涼しく感じなくなったとのこと。しばらくは我慢していたものの、急激に気温が上がる日に耐えきれず、緊急でRepair-zにご相談。
3-2. 簡易チェック:室外機とフィルターの問題ではなさそう
スタッフが到着後にまず行ったのは、室外機の外観と稼働音、そしてフィルターや熱交換器の汚れ具合を目視で確認すること。
- 室外機のファンはちゃんと回っており、ホコリ詰まりもなさそう
- フィルターを外すと多少のホコリはあるが、そこまで深刻ではない
- 冷媒ガス圧の測定結果も正常範囲に収まっている
こうした事前確認の段階で、「フィルターや冷媒ガスではない」という可能性が高まります。リモコンの設定や電池も問題なく、室内機の吹き出し口からの風が極端に弱い印象…。すると、室内機内部のファンやモーターの不具合が最有力候補となりました。
4. 実際の調査:室内機ファンモーターの故障を特定するプロセス
4-1. 室内機の分解と目視点検
室内機のカバーを開け、ファンブレードやブロワーモーターが正しく固定されているか確認します。大きな破損や汚れ、カビ、異物の噛み込みがないかなどを念入りにチェック。ファンブレードが割れていたり変形している場合は、異常振動を起こすことがありますが、M様宅ではブレードに大きな損傷は見られず。
4-2. モーターへの通電チェック
次にブロワーモーター自体に電流が流れているかをテスターで測定。エアコン運転中にモーターがうまく回転しないとなれば、内部で断線や接触不良が起きている可能性が高まります。M様のエアコンは、モーターの端子部分を測定すると、規定値より明らかに高い抵抗値や不安定な電流の流れ方が確認されました。
4-3. 運転テスト:ファンが動こうとしても止まる
エアコン冷房運転をスタートし、室内機のファンがどのように動くかを観察。正常なら風量が段階的に上がったり下がったりしますが、M様のケースではファンが一瞬だけ動いてすぐ止まる、あるいは極端に低速で動いている状態が見られました。これにより、ほとんど風が出ず、冷えない原因となっていました。
4-4. 結果:ブロワーモーターの交換が必要
こうしたテスト結果から、**「室内機のブロワーモーターが故障している」**と判断。モーターを交換すれば改善が見込まれると Repair-z スタッフが説明しました。M様も「外側には異変がなかったので驚きました…」と少し驚いた様子でした。
5. 修理の流れ:ブロワーモーター交換と費用の目安
5-1. 部品取り寄せ
エアコンのメーカー・型番を調べ、ブロワーモーターの在庫があるかを確認。購入から5~7年程度なら純正部品がまだ残っている場合が多く、M様もその範囲内だったため、同じ機種用のモーターを取り寄せることができました。
5-2. 室内機分解・モーター外し
交換当日、まずは室内機のフロントパネルや上部カバーを取り外し、熱交換器やファンブレードまでアクセスできるようにします。モーターはファンブレードと一体化、あるいはベルトのような部品を介して連結していることが多いので、それらを順番に外していきます。
- ファンブレードを取り外し
- モーターを固定しているネジやコネクタを取り外し
- 配線の向きや取り回しを写真で記録しておく(組み戻し時のトラブル防止)
5-3. 新モーターの装着と動作テスト
古いモーターと同じ型番の部品をはめ込み、コネクタ類をしっかり接続。ファンブレードも元通りに取り付けたら、カバーを軽く仮止めの状態で動作テストを開始します。すると、交換後は勢いよくファンが回転し、吹き出す風量が明らかにアップ。冷房運転でチェックすると、室内がみるみるうちに涼しくなるのをスタッフ・M様ともに確認できました。
5-4. 費用と作業時間
- 作業時間:2~3時間程度(機種や構造によって前後)
- 費用目安:モーター部品代+作業工賃
- 部品代1~2万円程度+工賃2~3万円前後 = 合計3~5万円が一般的な目安
M様の修理費用は合計で4万円弱でした。新品エアコンの買い替えを考えると、10万円以上の出費が見込まれたため、**「修理で済んで良かった!」**と大変喜んでいただけました。
6. なぜブロワーモーターは壊れる?原因をMECEに整理
室内機ファン(ブロワーモーター)が故障する背景には、以下のような原因が考えられます。
- 経年劣化
- 長年の使用でモーター内部のベアリングや巻線が傷み、抵抗値が異常になる
- 潤滑油が固まって回転が渋くなるケースも
- ホコリ・湿気の侵入
- フィルターを放置していると、モーターやファンブレード周辺がホコリまみれになる
- カビや湿気で基板や金属パーツが腐食し、故障のリスク増
- モーターの焼き付きや過熱
- 長時間連続運転中に風量が落ちて冷却が不十分だと、モーター自身が熱をもちすぎて焼き切れる
- 電圧不安定な環境での使用も影響あり
- 配線の接触不良、コネクタ断線
- 外からはわからない微妙な断線やハンダ剥離が原因でモーターが回らない
- 一時的に回るがすぐ停止するなど、症状が出たり消えたりも
- 物理的破損(ファンブレード割れなど)
- 何かがファンブレードに衝突して部品が歪み、モーター軸に負荷がかかる
- 室内機に物をぶつけるなどのアクシデント
7. 修理後のM様インタビュー:「風量が全然違う…!」
モーター交換が完了し、エアコンを再稼働したM様は「こんなに冷たい風が出るなら、もっと早く修理しておけばよかった…」と大感激。フィルター掃除だけではまったく改善しなかった症状が、あっさり解消されたことに驚きの様子でした。
在宅で仕事をしているときも、以前より少し高めの設定温度(25~26℃程度)にしても快適に感じられるようになったそうです。その結果、電気代の節約にもつながりそうだと喜んでいらっしゃいました。
8. 室内機ファン故障を未然に防ぐポイント
8-1. こまめなフィルター清掃
基本ではありますが、フィルターにホコリがたまるとモーターに負荷がかかりやすくなります。月1回、あるいは2週間に1回など、定期的な掃除を心がけると、モーターが余計な力を使わずに済むでしょう。
8-2. 定期的な内部クリーニング
フィルターだけでなく、熱交換器やファンブレードにも汚れが蓄積します。プロによるエアコンクリーニングで内部までしっかり洗浄すれば、風量低下やカビ臭の防止に役立ちます。特に湿気の多い地域や、ペットの毛が舞いやすい環境では要注意。
8-3. 長時間連続運転に気を付ける
真夏であっても、外気温や使用環境によっては定期的に一時停止や休憩を入れるのも一手。あまりに長時間フルパワーで回し続けると、モーターやコンプレッサーへの負担が大きくなり、故障リスクが高まります。
8-4. 異音や風量の変化を見逃さない
運転中にキュルキュル音やカラカラ音がする、風が急に弱くなったなど、いつもと違う感覚があれば、早めに業者へ相談しましょう。初期の段階で修理できれば、費用も抑えられる可能性大です。
9. よくあるQ&A:室内機ファン故障について
Q1. 室内機のファンが回っているかどうか、素人でも判断できる?
A1. 送風口から強い風が感じられるかをチェックすれば、おおまかに判断可能です。運転開始直後や設定温度を下げたときに“ゴォー”っと風が出てくるのが普通。しかし、ファンの回転が弱い・ムラがあるなどは専門家でないと特定しにくい場合があります。
Q2. ブロワーモーターだけ交換すれば完璧に直るの?
A2. ファンの故障が主原因であれば、ほとんどのケースで冷却能力が復活します。ただし、同時に熱交換器や基板など他の部分も劣化していると、別の故障が後から発生するリスクはゼロではありません。
Q3. 自分でモーター交換するのは可能?
A3. 分解や配線に加え、高所作業などのリスクも伴うため、DIYでのモーター交換は推奨されません。誤って内部部品を破損したり、感電の危険があるほか、メーカー保証も受けられなくなるおそれがあります。
Q4. 新品エアコンに買い替えた方が安いこともある?
A4. 10年以上経過している場合や、他の部品の故障リスクが大きい場合、買い替えがトータルコストを抑える選択肢になることも。修理費用がかさむかどうか、業者の見積もりを比較してみましょう。
Q5. ブロワーモーターはどれくらいの寿命がある?
A5. 一般的にはエアコン全体の耐用年数(10~15年)とほぼ同じか、やや長め。適切なクリーニングや使い方次第で10年近くは問題なく動くケースもありますが、使用環境が過酷だと寿命は短くなることがあります。
10. まとめ:室内機のファンが動かないと、どんなに冷却しても“冷えない”!
エアコンが冷たく感じられるかどうかは、**「冷却された空気をいかに強く室内に送るか」**がカギ。冷媒ガスやコンプレッサーに問題がなくても、室内機ファンが動かない・回転が弱いだけで冷房効率は激減してしまうのです。
- 「風量が急に落ちた…」
- 「温度設定を下げても体感がほとんど変わらない」
- 「フィルターや冷媒をチェックしても原因がわからない」
こうした状況なら、室内機のブロワーモーターやファンブレードに不具合がないかを疑ってみてください。大がかりな故障だと思いきや、意外とモーター交換だけで解決するパターンも少なくありません。
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